放射線生物学および放射線腫瘍学の分野で世界的に著名なホール博士は、米国コロンビア大学の放射線研究センターの初代所長として、放射線の生物影響研究の分野で多くの際立った業績を残している。また、若手臨床放射線科医の教育のために著された”Radiobiology for the Radiologist”は、世界的名著として知られ、1973年の第一版から数えて2005年現在第六版と改訂を重ねている。同著書は、日本を含む世界各国で翻訳され、放射線科医のバイブルともなっている。このような研究および教育における著名な業績から、世界各国の学会や団体から表彰され、多くの栄誉に輝いている。 このたび、グローバルCOE『放射線健康リスク制御国際戦略拠点』のプログラムの一環として、ホール博士を長崎に招聘したのを機に、氏が取り組んでこられた長年の研究成果を一挙にご紹介頂ける機会を得ました。多くの関係者、大学院生の参加をお待ちしております。