長崎大学グローバルCOEプログラム「放射線健康リスク制御国際戦略拠点」
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第2回アジア放射線研究会議(ACRR 2009)報告

分子診断研究分野  石川 彩


2009年5月17日〜20日、韓国のソウルにおいて、第2回アジア放射線研究会(ACRR 2009)が開催された。会場となったCOEXは韓国を代表する大型のコンベンションセンターで、貿易センタービルやホテル、都心空港ターミナルなどの主要施設が隣接し、大型ショッピングモールと連絡した複合施設です。会議では、韓国、日本、中国をはじめとするアジアの国々を中心に多くの研究者が集まり、活発な議論がなされた。

私はポスターセッションにおいて、放射線照射後に誘導されるG2/Mチェックポイントについて、蛍光顕微鏡の画像データを用いてのDNA損傷シグナルの定量的解析法についての発表を行った。
ポスターセッションは、“Nuclear & Imaging Medicine”、 “Radiation Bioscience”、“Medical Physics”、“Radiation Protection”、“Targeted Therapy”に分類されていて、“Radiation Bioscience”の発表が全体の半数程度を占めていた。ここではDNA損傷修復や細胞周期、アポトーシスなどに関する様々な報告があり、細胞周期チェックポイントへの影響などについて質問させていただいた。

シンポジウムでは、バイオマーカーや低線量放射線への応答についての発表を聞いた。しかし、プログラムを見るとがん治療法やPET、CTによる画像診断法など、より臨床に近いと思われるテーマが数多く取り上げられている印象があり、放射線により受ける影響についてだけでなく、がんの治療や診断など積極的に利用していく方向が求められ、注目されていることを感じた。
 
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