長崎の原子爆弾被害に関する科学的データ
原子爆弾被害の医学的側面
長崎原爆の人体に与える影響
急性期
原爆による死亡率
急性期症状の頻度
脱毛
大腸
骨髄組織
後障害初期
ケロイド
原爆白内障
染色体異常
小頭症
後障害後期
白血病
甲状腺がん
乳がん
胃がん
悪性腫瘍の部位別相対リスク
多重がん
精神的影響
原子爆弾被害の物理的側面
物理的被害
物理的被害地図
物理的影響
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被曝線量と死亡率
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甲状腺がん
A 乳頭癌 B 正常甲状腺
C 腫瘍
A: 細胞異型を伴い、乳頭状構造を示す腫瘍細胞の増殖がみられる(乳頭癌)。
B: 正常甲状腺(規則的配列の濾胞がみられる)
C: 頚部に結節状の腫瘍がみられる。
D:甲状腺癌の過剰相対リスク(1958~1987年)
過剰相対リスク
全年齢での1Svでの過剰相対リスクは1.15であった。
被爆時年齢の低い者は高い者より過剰相対リスクが高かった。
[Thompson DE, 他、RERF TR 5-92、Radiat Res 137:S17-S67、1994より引用]
E:長崎原爆被爆者の甲状腺疾患
甲状腺疾患
被爆者に甲状腺充実性結節(甲状腺癌、腺腫、腺腫様甲状腺腫、組織学的診断のない結節)が有意に多く、被曝線量が多いほど患者数が多かった(また被爆時年齢が低いほど患者数が多かったことも分かっている)。
抗体陽性特発性機能低下症が被爆者に有意に多かった。しかも頻度がピークに達する線量は癌より低く0.7Svであった。
[長瀧重信他、JAMA、272:364-370(日本語版p.64-73)、1994より引用、改変]
原爆後障害医療研究施設