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原爆白内障

「重症型」原爆白内障、水晶体後極部に放射線白内障に特徴的なドーナツ形混濁がみられる(周辺部には老人性楔状混濁がある、被爆時21歳、女、805mの道路上で被爆、急性症状あり)。
<徳永次彦博士提供>

白内障は目の水晶体(レンズ)に混濁を生ずる病気であり、一般に「ソコヒ」とも呼ばれている。原因としては老人性変化、糖尿病、放射線、外傷などがある。原爆白内障は被爆後3ヵ月、10年ぐらいの潜伏期があって、発症する。視力障害の進行は老人性変化が加わることにより、顕著となる。被爆距離が近い程、発症率は高い。
[広瀬泉、岡本昭:長崎医学会雑誌36:1961]

眼球写真
白内障模式図
発症率
原爆後障害医療研究施設