施設概要

目的

放射性同位元素(RI)は、科学技術の進歩を目的とする多くの学問分野で幅広く用いられています。このRIを用いる場合には、取り扱う人自身の被爆を最小限にするとともに、RIが外部に漏れ出して一般の人々に危険を及ぼすことがないような、設備と知識が必要とされます。そのためRIの取扱は、文部科学大臣により許可を受け、十分な設備を持った施設の中で、規定の教育訓練を受けた人が、規準を守って行うように法律で定められています。先導生命科学研究支援センター・アイソトープ実験施設の目的は、RIを取り扱うためのこれらの条件を整え、長崎大において研究者がRIを用いて研究できるようにすることと、学生にRIを用いた教育ができるようにすることです。また、センター教員の研究活動により、放射線の安全取扱技術、廃棄物処理技術など放射線安全管理に関わる技術の向上と、放射線生物学に基づいた放射線防護学の発展を図ることも目指しています。


長崎大学アイソトープ実験施設 案内パンフレット(pdf)


沿革

長崎大学ではアイソトープを用いた共同実験施設が必要であるとの希望が強く、昭和52年度に学内措置としてRIセンターが認められ、建物は昭和53年2月に完成しました。建物の面積は608m²で、当時としては十分な広さでした。しかし、その後アイソトープを利用した生命科学分野の研究テーマが急増し、この建物では狭くなってきました。それとともにアイソトープ汚染の危険が増し、放射線管理上センターの規模を大きくすることが必要になってきました。そのためセンターの省令施設設置の要求が検討され、昭和63年度概算要求に出すことが決定されました。以後、この概算要求は毎年出されてきました。これらの努力が実り、平成3年4月、本学に省令施設としてアイソトープ総合センターが新設されました。

全国的に見れば長崎大学は、東京大学、京都大学、筑波大学、名古屋大学、東北大学、北海道大学、九州大学、金沢大学、大阪大学、岡山大学に次いで11番目の施設になります。その後、既設建物の改修及び増築が認められ、平成8年3月に工事が竣工しました。増築した新館1715m²と、全面的に改修した既存建物を有機的に結びつける設計にし、床面積の合計は2323m²となりました。原子力安全技術センターの施設検査にも合格し、同年4月から非密封RI23核種を利用できるようになりました。 平成15年4月、アイソトープ総合センターは、遺伝子実験施設および医学部付属動物実験施設と統合再編し、先導生命科学研究支援センター・アイソトープリソース開発分野・アイソトープ実験施設として再出発を果たしました。

平成16年には密封線源(Cs-137)の使用承認を受け、原爆後障害医療研究施設4階にγ線照射装置を設置し、アイソトープ実験施設の管理下にあります。さらにアイソトープ実験施設内に軟X線発生装置を設置しました。また、平成18年には非密封線源として新たにGe-68とGa-68の使用承認を受けました。

平成18年4月より、医歯薬学総合研究科・医療科学専攻の協力講座として「先導生命科学」が新設されたことに伴い、「放射線生物・防護学分野」を担当することとなりました。

平成24年にはBSL-3及び3種病原菌が使用できる感染症分子イメージングエリアを設け、内部に小動物用PET/SPECT/CTを導入。日本で唯一、感染動物の分子イメージングが可能な施設となりました。それに伴い、使用承認核種も非密封31核種、密封2核種に増加しました。

平成26年10月より専任教員は原爆後障害医療研究所放射線リスク制御部門に配置換となりましたが、先導生命科学研究支援センター運営については兼任として従来通りの運用を行っています。


組織

先導生命科学研究支援センター計画委員会 (平成29年2月1日現在)

委員長 小守 壽文

副学長、先導生命科学研究支援センター長

委 員 松田 尚樹 原爆後障害医療研究所
大沢 一貴

先導生命科学研究支援センター教授(比較動物医学分野長)

木住野 達也 先導生命科学研究支援センター准教授(ゲノム機能解析分野長)
武田 弘資 医歯薬学総合研究科教授
小田 達也 水産学部教授
宮西 隆幸 環境科学部教授

先導生命科学研究支援センター運営委員会(平成29年2月1日現在)

委員長 小守 壽文 先導生命科学研究支援センター長
委 員 大庭 伸也 教育学部
西田 教行 医学部
小守 壽文 歯学部・医歯薬学総合研究科
岩田 修永 薬学部
畠山 智充 工学研究科
宮西 隆幸 環境科学部、水産・環境科学総合研究科
小田 達也 水産学部
濱野 真二郎 熱帯医学研究所
李 桃生 原爆後障害医療研究所
江口 晋 大学病院
松田 尚樹 放射線生物・防護学分野長
大沢 一貴 比較動物医学分野長
木住野 達也 ゲノム機能解析分野長
山本 一男 細胞機能解析分野長
増本 博司 生体分子解析分野長
山内 基弘 放射線生物・防護学分野
下崎 康治 ゲノム機能解析分野
山中 仁木 比較動物医学分野
山﨑 雅彦 研究国際部長
西田 眞吾 財務部長
堤  達行 施設部長

アイソトープ実験施設委員会(平成29年2月1日現在)

委員長 松田 尚樹 アイソトープ実験施設長
委員 隅田 祥光 教育学部
山本 一男

医学部・医歯薬学総合研究科

根本 孝幸 歯学部
中山 守雄 薬学部
高辻 俊宏 環境科学部、水産・環境科学研究科
梅澤  有 水産学部
畠山 智充 工学研究科
上村 春樹 熱帯医学研究所
工藤  崇

大学病院、原爆後障害医療研究所

古林 正和 保健・医療推進センター
小守 壽文 先導生命科学研究支援センター長
山内 基弘 放射線生物・防護学分野
大沢 一貴 比較動物医学分野長
木住野 達也 ゲノム機能解析分野長

先導生命科学研究支援センター放射線障害予防委員会(平成29年2月1日現在)

委員長 松田 尚樹

アイソトープ実験施設長、放射線取扱主任者

委員 福山 隆雄 教育学部
山本 一男

医学部・医歯薬学総合研究科

中村 卓 歯学部
中山 守雄 薬学部
馬越 啓介 工学研究科
上村 春樹 熱帯医学研究所
工藤 崇 原爆後障害医療研究所
大仁田 賢 大学病院
梅澤 有 水産・環境科学総合研究科
高辻 俊宏 水産・環境科学総合研究科
木住野 達也 ゲノム機能解析分野
浦川 公宏 施設部施設管理課

長崎大学放射性同位元素等安全管理委員会(平成26年4月1日現在)

委員長 松田 尚樹

先導生命科学研究支援センター、原爆後障害医療研究所

委員 工藤  崇

医学部・医歯薬学総合研究科、原爆後障害医療研究所

中村  卓

歯学部、病院

中山 守雄 薬学部
馬越 啓介 工学研究科
武田 重信 水産・環境科学総合研究科
和田 昭裕 熱帯医学研究所
山内 基弘 先導生命科学研究支援センター
真木 俊英 産学官連携戦略本部
山崎 浩則 保健・医療推進センター
後藤 博明 総務部長

施設スタッフ

内線 出身
施設長・教授(原研) 松田 尚樹 7163 神戸
助教(原研) 山内 基弘 7164 東京
助教(原研) 西  弘大 7150 福井
シニアスタッフ(先導) 高尾 秀明 7151 長崎
技能補佐員(原研) 三浦 美和 7150 長崎
原子力規制人材育成事業担当(原研) 林田 りか 7150 長崎
技能補佐員(先導) 平川 美弥子 7150 長崎
事務補佐員(先導) 深田 貴恵 7150 佐賀

外線は095-819-(内線番号)です。

選任放射線取扱主任者

所属 内線
松田 尚樹 原研アイソトープ 7163
山内 基弘 原研アイソトープ 7164
西  弘大 原研放射 7150
井原 誠 原研放射 7103
鈴木 啓司 原研医療 7115
淵上 剛志 医歯薬学総合研究科(薬学系)衛生化学 2443(文教)

学生

専攻 出身
嶽本 剛平 放射線医療科学(D) 長崎
Moe Moe Han 災害・被ばく医療科学(M) Myanmar
Shakayeva Aizhan 災害・被ばく医療科学(M) Kazakhstan
三枝 裕美 災害・被ばく医療科学(M) 熊本

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